【特別ページ】

アボカド栽培Q&A
 
【アボカド苗木をご購入頂いたお客様へ】
皆様から頂いたご質問などを掲載いたします。
 
アボカド栽培はまだまだ謎が多いです。
なので当園で行ってる栽培方法や、
わかる範囲でお答えさせて頂いてます。
*環境や木それぞれの状態によっても違いがありますので、
必ずしもこれが正解とは限りません。
あくまで参考までにとお考え下さい。
 


 

水やりの回数やタイミングについて


アボカド栽培で1番重要になるのが水やりだと思います。
水やりの判断材料は「土が湿ってるか」と「新葉が萎れてないか」です。
 
・土が湿ってるか
基本は春から秋にかけての暑い時期は1日1回下から流れ出るくらい水をあげて下さい。雨や曇りの次の日など土がまだ湿っている場合はあげなくても大丈夫です。スリット鉢であれば下のスリット部分から見える土の状態でも、鉢の中の水分があるかどうかも判断出来ます。
(せきね農園でブレンドした土は、乾くと全体的に黄色または白っぽくなります。)
 
・新葉が萎れてないか
アボカドの新しく出た葉っぱは、非常に薄くて柔らかく、水分に敏感になってます。新葉が萎れていたら水切れサインなので水をあげて下さい。また、新葉が
萎れてるけど土は十分に湿ってる状態であれば、高温や日差しが強過ぎる可能性があるので、涼しくしてあげるか遮光をしてあげて下さい。



 

接木テープと台木について


 ・接木テープ
接木部分の亀裂を防ぐ為、接木テープはなるべくつけたままにして下さい。しばらくして木が太ってくると接木テープが伸びて破れたり、木に食い込みそうになったりします。そうしたら接木テープを外して下さい。
 
・台木
接木部分より下の台木の幹から新しい芽が出る場合があります。発見次第、芽を取って下さい。そのまま芽が成長してしまうと、接木した上の品種が台木に栄養を送ってもらえず弱ってしまう場合があります。
 



 

植え替えについて


根がしっかりと詰まったら植え替えをして下さい。
植え替えの際は、少しだけ大きい鉢に植え替えて下さい。一気に大きな鉢に植え替えると水管理が難しくなり、失敗しやすくなります。
当園ではスリット鉢7号、またはスリット角鉢8号からであれば、30cm布鉢(不織布ポット)、または10号(30cm)スリット鉢を使います。
30cmの次は50cm、その次は70cmと植え替えています。
布鉢はハサミなどで簡単に切れるので、植え替える大きい方の鉢にそのまま入れてから布を切って外せば、根を崩さずに植え替えが出来ます。
スリット鉢は外から全体を押してあげると抜けやすくなります。
根がしっかり詰まると抜けにくい場合があるので、丈夫なハサミなどでスリット鉢を切ってから抜いて下さい。
 
植え替えのポイントは「根がしっかりと詰まったら」と「少しずつ鉢を大きくする」です。
 



 

花が咲いた時の摘花について


アボカドの花は冬から春にかけて咲きます。若い苗木は特に花が咲くのが早い傾向にあります。花を咲かせるのは木にとって物凄くエネルギーを使うので、若木の時は花を取ってあげて下さい。
当園では根元の幹の直径3〜5cm以上、葉の数の充実具合を見て、花を咲かせます。(場合によっては花を少し取って数を減らします)
それ以下の場合はほとんどの花を取ってあげて下さい。
 
花の時期に葉を大量に落として葉の入れ替えが始まるので、体力がない木に花をたくさん咲かせると、新しい葉が出ないでボウズになります。最悪その後の回復が困難になる木もあります。
 
花を取る方法ですが、写真のように花芽から花の蕾の塊が伸びてきます。中心に葉芽があるので、葉芽だけを残す様にして他は全部取ります。(中心に葉芽がない場合もあります。)伸びた軸の部分を手で簡単にポキポキと折って取ることが出来ます。
慣れてくると伸びる前に取ることができると思います。
 



 

新芽を出す方法【誘引】


アボカドは高い位置の枝、または枝の先端に優先的に栄養がいくので、そのままだと葉が枝の先端だけになりがちです。
枝の途中で葉や枝を新しく出す方法として、横方向(0度〜45度位)に誘引します。
上から釣ったり横に引っ張ったり、支柱や紐を使って誘引します。
その際、なるべく枝が風などで揺れないように固定してあげると良いと思います。
アボカドの花はほとんどが枝の先端側に形成されるので、枝数を増やすことが収穫への近道となります。
 
横に誘引すると枝が重なって下の葉に光が入りにくくなるので、なるべく重ならないように工夫して光が入る様にして下さい。
(影になって光が当たらない枝は、枯れやすくなります)
 
写真上:誘引前のアボカドの木
 
写真下:誘引後のアボカドの木
一番上に伸びていた先端を、やや下げて組み合わせた支柱で固定しました。
このままだと不安定なので上と下から紐で引っ張り合って揺れない様にしています。
真ん中付近で横方向に伸びていた枝は、そのまま支柱で固定しました。
 



 

 

新芽を出す方法【摘芯】


アボカドは先端に優先的に栄養が行き、そのままだと分岐せずに一本枝になりやすいので、摘芯することで枝を分岐させてあげます。
摘芯とは先端を指やハサミ、ピンセットなどで取り除く事です。
 
写真上:先端に一番成長している芽があります。これを取り除く事によって下部の芽に栄養が分散されます。
 
写真下:指で先端の芽だけを取り除きました。これですぐ脇にあった3つの芽に栄養が分散され、後にここから3本の枝が伸びてきます。
また、先端からの栄養が分散される事によって、もっと下部にある芽にも栄養がいき、そこから枝が出る事もあります。



 

 

新芽を出す方法【剪定】


剪定(枝を切る)で新芽を成長させて、新しい枝を作ります。
【剪定の目的】
・新しい枝を作る。
・木の大きさをコンパクトに保つ。
・影になって光が当たらない部分に光が当たる様にする。
 
写真上:ハサミで枝をカットします。カットする際は必ず芽を残す様に、その少し先端側でカットします。
(カットした切り口にはトップジンMペーストなどの癒合剤を塗ると良いです。)
 
写真下:その後、カット付近の芽が大きく成長しました。これが新しい枝になります。そしてもう1つ下部の芽も成長しています。今後、誘引や摘芯によってこの芽をしっかりと成長させる事も出来ます。